卓球の回転の種類
卓球というスポーツを特徴付ける最大の要素はやはり回転といえます。打球には様々な種類の回転があり、その回転への対応が試合の勝敗を分けていくことになります。
下回転(カット、ツッツキなど)
前回転の逆の回転ですね。下回転のボールにラケットにあたると下に落ちます。ツッツキやカットという打法は下回転のボールとなります。下回転を主に使うのはカットマンになりますが、トップレベルのカットマンになると1秒間に137回転もの強烈なカットをかけてきます。ここまでくると並みのドライブでは返せません。
上回転(スマッシュ、ドライブなど)
上回転での返球は基本的に相手への攻撃です。スマッシュ、ドライブがそれにあたります。基本的にはパワーと回転数は比例します。トップ選手のドライブの回転数は1秒間に160回転と言われています。
横回転
ラリー中に横回転での返球というのはあまりないのですが、うまくかければ強烈なカーブの軌道を描くドライブになります。メイス選手のような変則系プレイヤーがよく横回転ドライブを使っている印象があります。
無回転(ナックル)
ほとんど回転がない打球をナックルといいます。ナックルは初心者には処理が難しくミスに繋がりやすいボールです。粒高やアンチラバーを使っている選手はナックルを多用してくるので注意が必要です。
試合中には様々な回転を試すようにしたほうがいいでしょう。相手がどのような回転が苦手か見極めることができれば、試合を有利にすすめることができます。