卓球のラバーの種類ごとの特徴

卓球のラバーの種類は大きくわけて裏ソフト・表ソフト・粒高・アンチソフトの4つに分類されます。それぞれの特徴を紹介したいと思います。

 

 

ラバーの構成

ラバーはゴムシートとスポンジで構成されています。シートは片面が平らで、反対側が粒になっています。このどちらを表側とするかでラバーの特性が大きく変わってきます。

 

ラバーの種類

裏ソフト

シートの平らな面を表にしたタイプのラバーで、現在の主流です。ボールとの設置面積が大きくなるので、ボールに回転がかけやすくコントロールもしやすいです(逆にいえば回転の影響を受けやすい)。裏ソフトラバーはさらに以下のようなタイプに分類されるので詳しくはリンク先をご覧ください。

 

裏ソフトの種類

  • 高弾性・高摩擦系
  • テンション系
  • 粘着系
  • コントロール系

 

表ソフト

シートの粒の面を表にしたタイプのラバーです。球との設置面積が小さいので、球離れが早くなり回転の影響を受けにくいです。逆に回転がかけにくく、回転系の小技が不得手です。ただ表ソフトにも「回転系表ソフト」がありこちらは表の中では比較的回転がかけやすいです。【関連記事:表ソフトラバーの戦術

 

粒高

こちらも表ソフトと同じくシートの粒の面を表にしたタイプのラバーですが、表ソフトラバーよりも粒が高いのが特徴です。表ソフトのメリットとデメリットをさらに特化させたような特徴を持っています。つまり表ソフト以上に回転の影響を受けにくいですが、逆に回転をかけにくいです。

 

アンチソフト

見た目はほぼ普通の裏ソフトですが、極端に摩擦が少なくなっており回転がかかりにくいです。昔は同じ色の裏ソフトと組み合わせて、相手の混乱を誘ったりしていましたが、現在は両面同色のラバー使用が禁止されたので、使用者がほとんどいなくなっています。