卓球でノーバウンドでの返球はルール上あり?
卓球初心者の方によくある質問として、返球方法として相手のボールをノーバウンドで返すのはルール上OKなの?というものがあります。テニスはノーバウンド返球がOKなわけですが、卓球でもOKなのでしょうか。
卓球でノーバウンドはノー!
結論からいってしまえばノーバウンドでの返球はルール上反則となります。やってしまえば相手の得点になるので注意してください。
返球は必ず自分のコートで1バウンドしてからです。
というか卓球は球速が早いので、ノーバウンドで返球するのは相当難しいと思います。テニスのように広いコートを使っているわけではありませんからね。
ただアウトボールに関しては別です。ボールが自分のコートにバウンドせずに出てしまった時点でこちらの得点ですので、この時点で打っても問題ありません。
ただこれはあくまでコート外での話なので、明らかにアウトだろうと思うボールでもコート内ではとってはいけません。
卓球は強烈なカーブをかけることができるので、アウトになるだろうと思われるボールでもインすることがあります。
ゼロバウンド
ノーバウンド返球とは違う話になりますが、返球ボールが相手コートでバウンドしない(ゼロバウンド)、という状況が非常に希に起こります。例えば以下の中国の樊振東選手とフランスのGAUZY Simon選手の試合で起こった一幕です。
Gauzy選手の返球ボールがネットにかかり、樊振東側コートにワンバウンド後サイドから落下。普通の選手だったら取りこぼしてしまうようなボールですが、樊振東は即座に反応し台下からボールを拾います。
この時の力加減がまた絶妙で、ボールの頂点と台平面の高さが限りなく同じになった為にゼロバウンドが再現されました。もちろんこれは入れたほうの得点になります。
あまりのすご技に得点を獲られたGauzy選手も拍手を送っています(´∀`)
タイミングと運もありますがこういう「スーパープレイ」がいつ起こるかわからないのも卓球の面白いところですね。しかし樊振東選手はこの時高校生の年齢で、すでに海外選手には負けなしになっています。怪物か!