卓球のラケットの大きさに規定・ルールがない?
卓球の用具にはボールの大きさは40mm、ネットの高さは15.25cmみたいな感じで大体サイズ規定があります。ただラケットに関しては大きさに特別なルール・規定がないことをご存じでしょうか。
ラケットの大きさは無制限!?
素材に関してはグリップを除いたラケット面の85%以上が天然の木であること、という規定がありますが、大きさに関してはありません。
どんなに大きなラケットを使ってもいいのです。
▼仮にこんなでかいラケットを使っても反則ではありません▼
初心者や卓球を知らない人の場合、じゃあ面の大きいラケットを使えば有利なの?と思われる方もいるかもしれませんが、その分重量も重くなるということを忘れてはいけません。
ラケットそのものが重くなるのはもちろんですが、ラケットが大きくなると貼るラバー面積も大きくなるのでその分も重くなります。
重くなるということはスイングの速度が遅くなり、球の威力が出にくくなります。またフォアバックの切り替えも遅れることから相手に多くのチャンスを作ることになるでしょう。
上記の動画ではバックサイドにちょっと速い球を打たれたらお終いですよね。
ラケットは必要以上に大きくしないほうが操作性の面で有利なのです。
カットマン用のラケットは大きい
上記動画のような巨大ラケットを使用するのは現実的ではありませんが、戦型によっては平均よりも一回り大きいラケットを使用することは普通にあります。
代表的なものはカットマンのラケットです。広い範囲を守備する必要のあるプレイスタイルのカットマン用ラケットは大きめに作られているのです。
一般的なシェークハンドラケットの幅が150mm程度なのに対し、カットマン用ラケットは160mmほどあります。