卓球に運動神経や体格は必要?

卓球は地味なスポーツ、運動音痴でもできるスポーツなど少々不名誉なイメージが定着している面もありますが、実際卓球において運動神経や体格といったものはどの程度求められるのでしょうか。

 

 

趣味レベルでは楽なのは間違いない

卓球は結構楽なスポーツというイメージが定着していて、それを遺憾に思っている人もいるかもですが確かにこれはプロの世界を除いてはさほど間違ってはいないといえます。

 

卓球はある程度のところまでは運動神経がさほど高くなくても、テクニックでカバーして勝てることが多いですから、その性質上楽なスポーツと思われるのも仕方ないかもしれません。

 

楽なスポーツというとネガティブな印象をもってしまいますが、趣味レベルでは高い身体能力を必要としないからこそおじいさん、おばあさん、女性、子供など幅広い人が楽しめるスポーツとして人気なのです。

 

プロの世界

もちろんトップレベルの世界では他のスポーツ選手と比べても遜色ない厳しいトレーニングが必要となります。運動神経は当然必要になります。

 

中国人選手の腕や足を見ればわかると思いますが筋肉が非常に発達しており、日々厳しいトレーニングを積んでいることがうかがい知れます。

 

卓球というのは反射神経やセンスが全てという印象を持つ人もいますが、実際は最善のショットを打つためにいかに効率よく足を動かすことができるか、コントロールができるか、ということが重要です。思い通りに体を動かす為に運動能力は欠かせないものなのです。

 

▼中国卓球雑伎団のプレイ動画

 

 

体格は必要?

ただ卓球に体格が求められるかといえば必ずしもそうではありません。卓球のトップレベルの選手のほとんどをアジア選手が占めるのは、欧米でスポーツとしての卓球人気が低いというのもありますが、それとは別に欧米人の体格の優位性がほとんどないというのも大きいといえます。

 

卓球はラバー(ゴム)の反発力を活かした球技という性質上、相手のボールの威力を利用しそのままカウンターで返すことができます。この性質があるからこそ小柄な選手が大柄なパワー系の選手を圧倒することも可能にしているのです。

 

こういった所がバスケやバレーとは決定的に違う点といえ、背が低かったり高かったりすることが有利・不利に直結していないのです。

 

むしろ背が高いと低いボールが打ちにくいというデメリットもあります(その分背が高いと後ろに下がった時に有利)。