卓球の球の速さは?全スポーツ中最速?

狭い台の上で高速なラリーの応酬を繰り広げる卓球は「最速のスポーツ」などと呼ばれることがありますが、実際時速にするとどれほどの速さなのでしょうか。他のスポーツなどとも比較してみましょう。

 

 

卓球の球の速さ

トップクラスの男子選手の場合は、最高速度で時速180kmといわれています。

 

ただ「卓球の球」が全スポーツ中最速かといわれればNOです。バドミントンにおいては、ギネス世界記録2015に掲載されているスマッシュの初速は時速493km、トップ選手の平均は350km以上らしいですから、はるかに劣ります。

 

しかしこれはあくまで初速の話で、バドミントンのシャトルは空気抵抗の大きい羽根がついていますから、相手コートに着く頃には速度はかなり減衰されています。

 

だから相手が打ってから自分のコートに着くまでの速度ならば卓球が最速かと思われます。

 

卓球はあの小さな台の上で時速100km以上のスピードで打ち合っているわけですから体感速度としてもやはり卓球のほうが速いのではないでしょうか。

 

その他のスポーツの球速(Web調べ)
  • テニスのサーブ 時速200~250km
  • バレーのサーブ 時速120~125km
  • サッカーのシュート 時速100km
  • ボウリング 時速55km
  • ゴルフ 時速300km

 

昔はもっと早かった!

ちなみに昔は卓球の球は今より一回り小さかったので、空気抵抗が小さく球のスピードは今よりも速かったです。しかし球が速すぎてラリーが続かず、あっけないプレーで観客が退屈することが多かったので、卓球離れを懸念してボールを38mmから40mmにルール改定したのです。

 

またラバーの反発力を強めるスピードグルーの使用も禁止されるようになったので、用具の力だけで球速を出すのは難しくなり、よりパワーやテクニックが重要視されるようになりました。

 

球速がテレビ画面に表示されるように?

2016年6月に行われたジャパンオープンのテレビ東京の中継では、画面にボールの球速が表示されるという初めての試みが行われました。

 

専用計測カメラを設置し、ボールの軌道を追い瞬時に映像を解析して計測するそうです。

 

野球やバレーではすでに行われていることですが、卓球の国際映像では初めてです。

 

 

卓球でも画面で見ているだけでは中々伝わらないサーブやドライブ、スマッシュの「速さ」を私たち視聴者も知ることができるようになるのね!また楽しみ方の幅が広がりそう!