卓球のチキータとは?打ち方やコツは?
卓球における台上技術チキータは現代卓球における王道テクニックかつ必須テクニックです。その打球の性質や打ち方、コツを理解して積極的に練習するようにしましょう。
チキータとは
チキータというのは手首の反動を利用した横回転のバックフリックのことを指しています。シェークハンドの専売特許のような技で、十分に手首を曲げてバックハンドにより横回転をかけながら払うフリックです。相手の回転に影響されずらい打ち方なのでレシーブに重宝されます。
この打法はチェコで最も有名な卓球選手ピーター・コルベルが生み出しました。
チキータという名前は、横回転によりボールがバナナのような軌道を描いてカーブすることから、世界的に有名な「チキータバナナ」の名称をとり「チキータ」という名称になったそうです。
チキータのメリット
強烈なサイドスピンがかかっているので、相手が返球をミスする確率が高くなります。またバックよりに返ってくることが多いので次の攻撃にもつなげやすいです。
チキータのデメリット
チキータでの返球は特に意識しなければ相手のミドルやバックにいくことが多く、その為にコースが読まれやすく回り込まれて反撃にあうことも多いです。それに備えてカウンター・ブロックの練習をすることも大切です。
チキータのコツ
肘を軸にして、ラケットの先が下に向くくらい思いっきり手首を曲げることですね。中途半端だとネットにひっかかります。
手首の筋力が必要になるので日頃からの練習で鍛えておく必要があるでしょう。
インパクトの瞬間はラケットの先端が時計回りに孤を描きながら左後ろを向いています。
またチキータが上手い選手として中国の樊振東や張継科がいます。彼らは横回転系のチキータと逆横回転系の逆チキータによる非常に攻撃的なレシーブを得意としています。
樊振東のプレイ集
張継科のプレイ集
ペンラケットでのチキータ
シェークの専売特許のように言われるチキータですが、ペンラケットでも裏面にラバーを貼ればチキータが可能になります。王皓選手のように裏面打法を極めるレベルまでいくと強力なチキータを繰り出せるようになります。
王皓のプレイ集
現代卓球において片面ペンではバック側の弱点があまりにも不利に働きます。ペンラケットで上のレベルにいくには彼のように裏面にラバーを貼りバックの弱点を補完することは必須といえるでしょう。