卓球のラバー(スポンジ)の厚さの影響
卓球のラバーのスポンジには様々な厚さ(薄・中・厚・特厚・MA)があります。今回はその厚さによって打球や戦術にどのような変化があるのかということを紹介したいと思います。
スポンジが球質に与える影響
ラバーのスポンジは球の食い込みや食い込んでからの復元力に関与しています。復元力が速くて強いスポンジは高弾性なので、ボールが強く食い込み回転量が多くなります。
厚いスポンジの特徴
スポンジが厚いと球が食い込みやすく、復元力も高くなるのでよく回転がかかります。ただインパクトの瞬間の弾性が非常に高いので、スピードが出る分球の長さを制御するのが難しいです。
薄いスポンジの特徴
スポンジが薄いと球が食い込みにくく、復元力も低いので回転がかかりにくいです。パワーのあるドライブを打ちたい場合には向かないですね。弾性が低いので球のスピードも出にくいですが、球のコントロールがしやすいです。相手のスマッシュやパワードライブをブロック・カウンターするのに優れています。
こんな感じになります。厚いラバーはパワー系、薄いラバーはブロック系の傾向がありますね。中くらいの厚さはバランスがいいのでオールラウンダーが使用する傾向があります。