テニスと卓球の違い

卓球とテニス。一見して似たような性質な球技のように思えますが、よくよく中身を見てみると実はかなり違うことがわかります。今回は卓球とテニスの具体的な違いについて、サーブの特性や重視されるスキルといった面から解説しています。

 

 

卓球とテニスの関係

テニスと卓球はネット越しで球を打ちあうという非常に似た性質のスポーツとなっています。それもそのはず。これは結構有名な話ですが、卓球の起源はテニスにあります。

 

雨の日にテニスをできずに退屈をしていた人が、室内で小さなラケットと台を使ってテニスの真似ごとを始めたのが始まりだそうです。

 

だから卓球は英語でtable tennisなわけですね。

 

卓球とテニスの違い

ただテニスと卓球は実際にやってみるとわかりますが似ているようで全然違います。ネットの高さ・コートの広さ・球の速さ・ラケットの素材・競技の場所などなど・・・。まあこういう見ればわかる部分は説明するまでもないでしょう。

 

ボールボーイがいない!タオルも届けない!

またテニスの場合はボールが転がるとボールを取りに行く「ボールボーイ」がいますが、卓球の場合は基本的に全て自分でとりにいきます。

 

またテニスは汗ふきタオルをゲームの合間にボールボーイが持ってきてくれますが、卓球の場合はポイントが6の倍数になったら台横の容器に入っているタオルを自分で取りに行くというスタイルです。

 

重視されるスキルの違い

テニスは素人なのですが、テニスができる友達に聞いたところテニスは反射神経よりもフットワークやコントロールに神経を使うみたいです。ただ卓球に関しても世界レベルになると反射神経というよりもそこに重点が置かれると思います。

 

あと性質上卓球は「回転の読み」を非常に重視しています。

 

ドライブになると卓球は1秒間に160回転も回転しています。その回転数やスピードに合わせていかに面を当てるか、タイミングを合わせるかがつかめていないと、コントロールがきかず得点に結びつきません。

 

卓球ではテニスのようにノータッチエースなんて真似はなかなかできませんが、強烈で読みにくい回転をつけることで、相手のミスや甘い返球からの3球目攻撃を狙うことができます。

 

 

卓球は回転が勝負を決定付けるといっても過言ではありません。その回転の複雑さがこのスポーツの難しい所であり、テニスよりもコアな競技人口が増えにくい一因かもしれませんね。