卓球は反射神経が重要?その鍛え方とは

卓球は「反射神経を競い合うスポーツ」と思われがちですが、卓球というスポーツを特徴付ける最大の要素は実は反射神経ではありません。今回は反射神経を鍛えるよりも大切な要素、またその要素の鍛え方を紹介しています。

 

 

反射神経とは

反射神経というのは「刺激を受容してから体が動くまでの時間」のことです。卓球でいえば「ボールを見る」という刺激を受け、移動・スイングなどの動作を開始するまでの時間の速さのことを指すと解釈していいでしょう。

 

人間の反射速度には限界があり、いくら鍛えたところで最終的には人によって差異はほとんどなくなるといわれています。なので卓球においてもある程度上級者になるとこの反射神経による実力差はなくなってくると考えていいでしょう。

 

卓球において反射神経よりも重要なもの

どんなに速く反射できたとしても、そのボールの方向・軌道などを瞬時に判断できなければボールを正確にとらえて打つことはできません。経験や状況、相手のモーションや癖など様々な情報をヒントに相手の行動を予測し、いかに速く自分の行動に移せるかが重要になってきます。

 

つまり卓球に求められるのは反射速度というより、この予測判断の速さといえます。これを鍛えるには何よりたくさんの練習をして、多くの実戦経験を積むしかありません。

 

コース予測やフットワークを鍛える

例えばスマッシュのような高速な打球を返せるようになりたいならば、反射神経を鍛えようとするのではなく、コースを読む練習やフットワークを鍛える練習をすることが望ましいでしょう。

 

とくにフットワークトレーニングは大切です。来るコースがわかっていても、フットワーク不足でボールに追いつけなければ意味がありませんからね。【関連記事:フットワークを鍛える筋トレ方法