卓球のダブルスのルール
それなりに打てるようになってきた人でもダブルスのルールはわかりにくいという方は結構おられます。確かにダブルスは基本的にはシングルスとルールは変わりませんが、いくつか適用される条件があるので注意が必要です。
ダブルスの条件・ルール
ダブルスのルールの基本を以下に示しますのでご確認ください。これだけ理解してればひとまず大丈夫です。
- サーブはサーバー側のコートの右反面から、レシーバー側のコートの右反面へと交差させるようにバウンドさせなければなりません。
- もしも1でバウンドさせる面を間違えた場合相手の得点となります。
- サービス後のラリーでは、ペアは交互にボールを打たなければなりません。
- もしも3で同じ選手が2回続けて打てば相手の得点です。
- サービス権が相手に移ると、レシーバーはサービスをしていなかった選手がつとめます。
テニスやバドミントンにもダブルスはありますが、最大の違いは交互に打たなければならないという点でしょう。同じ人が連続で打てば失点になってしまいます。
つまり卓球では1人だけが頑張って勝つなんてことは不可能であり、個々の実力とコンビネーションによる総合力が試されます。
サーブ権の移行の例
ダブルスでとくにわかりにくいと言われるのが「サーブ権」の移行についてです。サーブ権の移り方は以下の通りです。
- A・B対C・Dのペアの試合があったとします。試合開始時点ではサーバーがA,レシーバーがCだと仮定します。
- Aが2本サーブを打ったら今度はCがサーブを2本打ちます。この時にレシーバーとなるのはBとなります。
- Cがサーブを2本打ったら今度はBにサービス権が移ります。この時はDがレシーブをすることになります。
サーブ権の移行はひたすらこれの繰り返しです。慣れるとなんてことはありません。
1.自分がサーブを2回打つ
↓
2.パートナーが相手のサーブを2回レシーブ
↓
3.パートナーがサーブを2回
↓
4.自分が相手のサーブを2回レシーブ
↓
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これをループするだけと考えてくれれば問題ないでしょう。
ちなみにこれは2016中国オープンのダブルス決勝になります。中国トップ4がそろい踏みのこれ以上ないというくらいハイレベルな戦いです。参考にしましょう。
個人的には3:45のシューシン選手の捨て身ドライブが痺れました。
ダブルスはシングルで実力が相手に劣っていても、パートナーとの相性とコンビネーションしだいでは総合力1+1が3にも4にもなります。必ずしもシングルスの成績が結果に反映されないのもダブルスの面白いところですね!