卓球ユニフォーム(ウェア)の規定

近年の卓球のユニフォームは昔と比べてずいぶんおしゃれで格好良いデザインのものが増えましたよね。一見自由なようにも見えますが、わりと規定により自由が利かない部分もあります。

 

 

規定1.JTTAのワッペン必須

ゲームシャツとショーツにはJTTAのワッペンがついたものでないと試合に出られないのです。
地方の小さな地区大会などでは必要ない場合もありますが、全国大会・インターハイ・全日本などの試合では絶対に必要です。

 

規定2.チームでユニフォームを揃える

団体戦の時にはチームが全員ユニフォームをおそろいにしなけれえばいけません。これは私は長らくただの暗黙の了解だと思っていましたが、こういうルールだったんですね。

 

規定3.対戦相手とは違うユニフォームを

対戦相手のユニフォームのデザインが同じの場合、どちらかが違うユニフォームに着替えなければなりません。卓球は中国が圧倒的なので、国際大会の決勝はよく中国vs中国になりますが、必ず違うユニフォームを着ていますよね。

 

規定4.ボールと異なる色に

ユニフォームの色はボールの色と明らかに違う色でなければなりません。白ボールを使っている場合は白いユニフォームは着れませんし、オレンジボールでは以下同文です。今はほぼどんな大会も白ボールで統一されているので、白ユニフォームはNGと思ってください。

 

ただし中学校に入ってから卓球部に入る人は、学校の白い体操着を着て試合に出ることがあるので、市内予選などでは白ユニフォームの着用を容認されています。

 

問答無用で禁止して「ユニフォーム買え!」なんてことを言ったら子供の卓球離れにつながりかねませんから妥当な判断でしょう。

 

89年に国際卓球連盟の荻村会長が、卓球のイメージ刷新の為に「卓球のカラー化」に着手し、生まれたのがオレンジボールです。それと同時にそれまで御法度だった白ユニフォームの着用が容認されるようになりました。ただ現在は【ボールの色の規定について】でも解説している通り、ほぼ白ボールで統一されるようになったので、白色ユニフォームは再び御法度となっています。